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最終更新日:2020年03月14日 14:36

ワンオク「スペシャアワード」栄冠をファンに捧げる!UVER、スカパラ、King Gnuらも受賞

昨日3月13日に東京・東京国際フォーラム ホールAにて、スペースシャワーTVが主催するアワード「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020」の授賞式イベントが行われた。

ARTIST OF THE YEARとBEST GROUP ARTISTの2冠に輝いたONE OK ROCK。

「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2019」はスペースシャワーTVが独自の視点で音楽シーンを総括し、さまざまな音楽コンテンツで功績をあげたアーティストとクリエイターに感謝と敬意を込め表彰するアワード。当初イベントは視聴者を招待して開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて放送のみに。スペースシャワーTVでの生中継に加えてuP!!!ライブパスでも無料で生配信され、多くの音楽ファンがその模様を見届けた。

THE YELLOW MONKEY

イベントがスタートすると、ユースケ・サンタマリア、いとうせいこう、きゃりーぱみゅぱみゅの3人が客席に登場。ユースケは「今は、エンタテインメントが止まっている時期ですが、春は必ず来る! そう信じてこのアワードを届けていきたいと思います」と宣言した。ライブアクトのトップバッターを務めたのは、イベント開催前日に出演が発表されたTHE YELLOW MONKEY。4人は「天道虫」で骨太なバンドサウンドと貫禄たっぷりのステージングを披露したのち、菊地英昭(G)の弾くドライブ感のあるギターリフが炸裂する「ALRIGHT」をプレイする。ライブの熱気が残る中、MCの3人は、もっとも優れたアルバムを賞するALBUM OF THE YEARをTHE YELLOW MONKEYの最新アルバム「9999」で受賞したことを発表。吉井和哉(Vo)は「スペースシャワーさんにはデビュー当時からお世話になりっぱなしで、このタイミングで賞をいただきうれしいです」と喜びを語り、「これからもスペースシャワーさんと40周年、50周年とやっていきたいのでよろしくお願いします」と今後の意気込みを述べた。

あいみょん
10-FEET

BEST FEMALE ARTISTを受賞したあいみょんは、トロフィーを手にしながら現れ「ありがとうございます」と照れながら挨拶。ユースケから「出す曲出す曲がいい曲で……」と褒められた彼女は「曲作りが楽しくて、日々ギター抱えながら曲を作ってます」と述べ、視聴者に向かって「次またツアーを予定しているので、みんなでハッピーに会えたらいいなと思います」と語りかけた。その後、BEST MALE ARTISTに米津玄師が、BEST PUNK/LOUD ROCK ARTISTに10-FEETが選ばれたことがアナウンスされる。10-FEETのTAKUMA(Vo, G)は「こんな素晴らしい賞をいただけてうれしく思っています。こんなときこそ元気を出して、パンクロック最高です」と淡々とした調子で語り、今後の目標として「テイラー・スウィフトみたいになりたい」と冗談交じりに述べMC陣を戸惑わせた。さらにBEST ALTERNATIVE ARTISTに選ばれたSuchmosもステージへ。YONCE(Vo)は昨年開催した結成時からの夢であった神奈川・横浜スタジアムでのライブを振り返り、「最高でした。叶えられてよかったです。また次は最高のところにいきたいですね」と今後の展望を語った。

SIRUP

もっとも活躍した新人アーティストに授与される賞であるBEST BREAKTHROUGH ARTISTに選ばれたSIRUPは、バンドの軽快なアンサンブルに乗せて「Pool」とHondaのCMソングとしても話題となった「Do Well」をソウルフルな声で歌い上げる。ユースケからトロフィーを受け取ったSIRUPは、「周りに素晴らしいアーティストがいるのに、僕が選ばれてありがたいです。がんばっていこうと思います!」「今年は国境を越えて自由に活動していけたらと思います。来年も何かいただけるようがんばります!」と笑顔を浮かべた。

BEST ACTIVE OVERSEASを受賞したPerfume。

海外での活動を評価するBEST ACTIVE OVERSEASにはPerfumeが選ばれ、3人はVTRで受賞についてコメント。あ~ちゃんは「すごい賞じゃね。聞いたことない賞じゃね」と言いながら、「(海外には)戦いに行く感覚があって。そういった小さな背景も感じてもらえているようで報われる感じがします」と微笑む。さらに、「この賞をいただけるのは光栄です。外国人の方にも日本の音楽、パフォーマンスを楽しんでもらえるよう新しいことに挑戦していきたいと思います」と語った。

BEST LIVE PRODUCTIONとBEST CONCEPTUAL VIDEOを受賞したサカナクションより山口 一郎。
BEST INFLUENTIAL ARTISTとBEST COLLABORATIONの2冠に輝いた星野源。

優れたライブ演出のアーティストに贈られるBEST LIVE PRODUCTIONはサカナクションが受賞し、山口一郎(Vo)がコメントVTRでライブへのこだわりを熱弁。「これからもいい意味で真面目にふざけながらいいライブを展開していけたらと思います」と語った。なおサカナクションは「忘れられないの」のミュージックビデオでBEST CONCEPTUAL VIDEOも受賞した。BEST COLLABORATIONと今年新設されたBEST INFLUENTIAL ARTISTのダブル受賞を果たした星野源もVTRでコメントを寄せ、ワールドツアーで得た手応え、最新作「Same Thing」に込めた思いを明かした。革新的な活動をしたアーティストに贈られるBEST NEW VISIONを受賞したGEZANは、赤い照明に包まれながら「東京」をプレイ。マヒトゥ・ザ・ピーポー(Vo)はハンドマイクでステージを練り歩き、カメラを睨んだかと思えば、爆音を浴びながら激しくシャウトを繰り出すなど強烈なパフォーマンスを披露し、賞にふさわしいインパクトを残した。

OKAMOTO'S

「スペシャのヨルジュウ」のMCを務めるGEN(04 Limited Sazabys)と三原勇希をプレゼンターに迎えて発表されたのは、スペースシャワーTVと親交の深いアーティストに贈られるBEST MUSIC FRIENDS。この賞にはOKAMOTO’Sが選ばれ、ハマ・オカモト(B)が「デビューしてからこの瞬間まで、スペースシャワーTVには何もないときからサポートしてもらってるのでうれしいです」と受賞の喜びを語った。GENに「OKAMOTO’SにとってスペースシャワーTVとは?」と聞かれたメンバーは「5人目のメンバー」と明言してスペシャとの相思相愛ぶりをアピールした。

「モンスターロック」でVJを務めるマキシマム ザ ホルモンのダイスケはん(キャーキャーうるさい方)とナヲ(ドラムと女声と姉)は例年に引き続きゲストプレゼンターとして登場。ダイスケはんは巨大なトロフィーを、ナヲは巨大な花束抱えながら現れるも、MC陣にトロフィーと花束を持ち帰られてしまう。一瞬無念そうな表情をするも2人は気を取り直し、BEST GROUP ARTISTを受賞したONE OK ROCKの名前を呼んだ。Takaは「こういうアワードに来たことがないので勝手がわからないんですが、今日は肌で大変なのを感じています」とオーディエンスのいない客席を見つめ、「こういうときこそミュージシャンとして、音楽の力を信じて、間違ってることには“NO”を突き付けて……これからロックバンドとしてしっかり提示していきたい。ロックバンドの特権を振りかざしながらやっていけたらと思います」と真摯に語った。

Creepy Nuts
aiko

BEST HIP HOP ARTISTを受賞したCreepy Nutsはライブパフォーマンスも披露。DJ 松永の華麗なDJプレイから「よふかしのうた」につなげ、トロフィーを持ったR-指定が合流した。MCを交えてのトークではR-指定が「そうそうたる面子の中で受賞させていただいて。もっともっと日本のヒップホップといえばCreepy Nutsを思い浮かべてもらえるようにがんばりたい」と今後の意欲を口にした。BEST POP ARTISTを受賞したaikoは「すごくうれしいです。今日はお客さんがいないので不思議な感じですが……この様子を観ている皆さん! 獲ったよー!」とカメラに笑顔を向けた。MCに今年の展望を聞かれた彼女は「今年はサブスクも解禁して、YouTubeでミュージックも公開されて……ここからはいっぱい曲を書いて。今が正念場なのでがんばります」と精力的に活動することを約束した。

BEST SOUNDTRACKを受賞したRADWIMPS。

BEST ANIMATION VIDEOにはEveの「僕らまだアンダーグラウンド」、BEST SOUNDTRACKにはRADWIMPSが手がけた映画「天気の子」のサウンドトラック、BEST VIDEO DIRECTORにはあいみょんやMr.Childrenらの作品を手がける林響太朗がそれぞれ受賞。RADWIMPSはVTRでコメントを寄せ、林は授賞式にも足を運んで受賞の喜びを明かした。

King Gnu
「Pretender」でSONG OF THE YEARを受賞したOfficial髭男dism。

BEST ROCK ARTISTに選ばれたKing Gnuは、最新アルバム「CEREMONY」より「どろん」と「Teenager Forever」をプレイ。「どろん」ではヘビーなアンサンブルと常田大希(Vo, G)と井口理(Vo, Key)によるスリリングなツインボーカルを聴かせ、「Teenager Forever」ではキャッチーかつアップテンポなサウンドをホールに響かせる。トロフィーは井口が代表して受け取り、「光栄ですね。こうやってちゃんとした賞をいただくことがないのでうれしいです」とはにかむ。またここで常田がKing Gnuやmillennium parade、PERIMETRONなどでの活躍を評価されBEST CREATIVE PERSONを受賞したことも発表された。トロフィーを手にした常田は「恐縮の極みですね。うれしいです」と口にし、多岐にわたるクリエイティブの根源について「なんでもつながってる感じがしますね。映画もファッションも……」と述べた。またSONG OF THE YEARにはOfficial髭男dism「Pretender」が選ばれ、メンバーがコメントVTRで受賞の喜びや楽曲の制作秘話をトーク。藤原聡(Vo, Key)は「(この賞を受賞できたのは)応援してくださったファンの皆さんのおかげです。これから先もいい曲といいライブを届けていきます」と宣言した。

VIDEO OF THE YEARを受賞したBUMP OF CHICKEN。
PEOPLE'S CHOICEを受賞したUVERworld。

VIDEO OF THE YEARは、林響太朗が監督を務めたBUMP OF CHICKEN「Aurora」が受賞した。VTRでコメントを寄せたBUMP OF CHICKENのメンバーは、撮影時のエピソードを披露し林の手腕を絶賛したほか、現在楽曲制作中であることを明かした。一般投票で選ばれるPEOPLE’S CHOICEを受賞したのはUVERworld。60万票の投票の中から1位に選ばれたことを受けて、TAKUYA∞(Vo, Programming)は「視聴者の総評で選ばれるこの賞を受賞できて、本当にありがたく思っています。ファンのみんなも喜んでいると思います」「まだ僕たち、自分たちの未来に素敵なことがあると期待してます。こんな時代ですけど、これからもライブハウスで会えることを信じていますし、空白になった時間に音楽を聴いて、エンタメを好きになって、また会場で会えることを楽しみにしてます」と視聴者に呼びかけた。

東京スカパラダイスオーケストラと奥田民生。

ライブアクトとしての出演がアナウンスされていた東京スカパラダイスオーケストラは、そのキャリアにふさわしいBEST RESPECT ARTISTを受賞。受賞発表と共にステージに登場した彼らは、ライブの定番曲「Paradise Has No Border」と茂木欣一(Dr)が朗々と歌う「銀河と迷路」をプレイし、カメラ向こうの視聴者に朗らかな空気を届ける。さらに、谷中敦(B.Sax)の紹介で、スカパラメンバーと同じスーツに身を包んだ奥田民生が登場し「美しく燃える森」を熱唱した。ゲストを招いてのセッションはこれだけで終わらず、続いて谷中が呼び込んだのは10-FEETのTAKUMA。2組は陽気なサウンドが炸裂する「Jamaica Ska」をパフォーマンスしイベントのクライマックスを盛り上げた。

ONE OK ROCK

最後に発表されたのは、2019年を代表する最優秀アーティストに贈られるARTIST OF THE YEAR。この栄冠に輝いたのはBEST GROUP ARTISTも受賞したONE OK ROCKだった。再びステージに登場したTakaは「ありがとうございます。こんな素晴らしい賞をいただけて本当に光栄に思います」と感謝の思いを表明するも、受賞を辞退。「僕らはどんな賞をもらっても、どんな場所でライブをしても、ただのロックバンドに過ぎないと思ってます。こういう賞をもらってうれしいのですが、今日はこういう状態の中でのアワードです。僕らがここに来た意味を含めて、いろいろ考えました。僕らがここに立てたのは間違いなくファンのおかげなんですが、僕らはこの賞を辞退して、この賞をファンにあげたいと思います。僕らはこれは持って帰りません。1個もらえたので。これからもロックと音楽を愛し続ける皆さんが、素晴らしい世の中でしっかりと自分の人生を歩めるように僕らもがんばっていきます」と誓ってステージをあとにした。

なお、昨日の授賞式の模様はスペースシャワーTVにて3月22日(日)、3月28日(土)、4月5日(日)に再放送される。

「SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020」受賞一覧

ARTIST OF THE YEAR

ONE OK ROCK

PEOPLE’S CHOICE

UVERworld

VIDEO OF THE YEAR

BUMP OF CHICKEN「Aurora」(監督:林響太朗)

ALBUM OF THE YEAR

THE YELLOW MONKEY「9999」

SONG OF THE YEAR

Official髭男dism「Pretender」

BEST BREAKTHROUGH ARTIST

SIRUP

BEST MALE ARTIST

米津玄師

BEST FEMALE ARTIST

あいみょん

BEST GROUP ARTIST

ONE OK ROCK

BEST POP ARTIST

aiko

BEST ROCK ARTIST

King Gnu

BEST PUNK/LOUD ROCK ARTIST

10-FEET

BEST ALTERNATIVE ARTIST

Suchmos

BEST HIP HOP ARTIST

Creepy Nuts

BEST INTERNATIONAL ARTIST

ビリー・アイリッシュ

BEST ACTIVE OVERSEAS

Perfume

BEST LIVE PRODUCTION

サカナクション

BEST COLLABORATION

星野源「Same Thing(feat. Superorganism)」

BEST INFLUENTIAL ARTIST

星野源

BEST NEW VISION

GEZAN

BEST MUSIC FRIENDS

OKAMOTO’S

BEST CONCEPTUAL VIDEO

サカナクション「忘れられないの」(監督:田中裕介)

BEST ANIMATION VIDEO

Eve「僕らまだアンダーグラウンド」(監督:依田伸隆)

BEST SOUNDTRACK

RADWIMPS「天気の子」

BEST VIDEO DIRECTOR

林響太朗

BEST CREATIVE PERSON

常田大希((King Gnu、millennium parade、PERIMETRON))

BEST RESPECT ARTIST

東京スカパラダイスオーケストラ

スペースシャワーTV「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020」

2020年3月22日(日)18:00~22:00
2020年3月28日(土)20:00~24:00
2020年4月5日(日)21:00~25:00

スペースシャワーTV「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020 WINNERS Part1~2」

Part1

2020年3月15日(日)24:00~25:00

Part 2

2020年3月15日(日)25:00~26:00

スペースシャワーTV「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020 BEST VIDEO DIRECTOR 作品集」

2020年3月15日(日)26:00~27:00

写真提供:スペースシャワーTV

音楽ナタリー