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最終更新日:2020年02月28日 20:03

中年男性が美女2人の間で揺れ動く「恋する男」公開、編集監修はスコリモフスキ

「ダブルミンツ」「BD~明智探偵事務所~」などに出演した小木茂光の主演作「恋する男」が、4月25日より東京・東京都写真美術館ホールで公開される。

「恋する男」

「恋する男」

本作は、妻子に逃げられたあげく長年勤めた会社のリストラ対象となった男・小田光男を主人公とする物語。勢いで独立を決意した彼が、夢を追いかける癒やし系ホステスと仕事をサポートしてくれる才女に出会い、タイプの違う2人の間で揺れ動く様子が切り取られていく。

「恋する男」
「恋する男」

小木が光男を演じ、ホステスの瞳役には舞台「赤の女王」の出口亜梨沙、小田を公私ともに支える雅美役には「フィギュアなあなた」の佐々木心音が起用された。マーメイドフィルムの代表でこれが初監督作となる村田信男がメガホンを取り、イエジー・スコリモフスキが編集監修として参加。スコリモフスキ、ホセ・ルイス・ゲリン、エリーズ・ジラールから到着したコメントは下記に掲載する。

なお本作は、同館で開催される特集上映「“恋する男”映画祭 ~女たちを愛した男たち~」の1本としてスクリーンにかけられる。ほかの上映ラインナップには、フランソワ・トリュフォーの「暗くなるまでこの恋を」「恋愛日記」、エリック・ロメールの「クレールの膝」、スコリモフスキの「早春」「アンナと過ごした4日間」、ピエトロ・ジェルミの「イタリア式離婚狂想曲」などが並ぶ。

“恋する男”映画祭 ~女たちを愛した男たち~

2020年4月25日(土)~5月8日(金)東京都 東京都写真美術館ホール
<上映作品(予定)>
「恋する男」
「暗くなるまでこの恋を」
「恋愛日記」
「クレールの膝」
「早春(1970年)」
「アンナと過ごした4日間」
「イタリア式離婚狂想曲」
「愛の果てへの旅」
「人形」
「ポルト」ほか
※4月27日(月)、5月2日(土)は休館

イエジー・スコリモフスキ コメント

私は友人の村田信男に、映画づくりに一番必要なのは“情熱”だと言った。
あれから数年経ち、彼は一本の個人的な映画を携えて私の前に現れた。
この作品には誠実さと人の心を動かす力、そして溢れんばかりの“情熱”がある。
ただあまりに正直過ぎて、彼の奥さんはあまりお気に召さなかったようだが……。

ホセ・ルイス・ゲリン コメント

逃れられない孤独から妄想にとりつかれる男を描いた村田信男の処女作は驚きである。
その妄想は、出口亜梨沙の入念な演技を通して、実に繊細で魅力的な存在として具現化されている。

エリーズ・ジラール コメント

村田信男はその優雅で繊細な才能で、ユーモアに富んだ恋する男の肖像を描き出す。
この初作品が日本人による最もヨーロッパ的な映画となっていることを祝福したい。ひとりの映画作家の誕生だ!

(c)2019 Nest/Mermaid Films

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