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最終更新日:2019年12月23日 17:26

超特急、城ホールで8号車とロマンチックなXmasデート「Revolucion viva」大阪公演

超特急が本日12月22日に大阪・大阪城ホールでワンマンライブ「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~」を開催した。

超特急

「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~」の様子。

12月21、22日の2日間と1月3~5日の3日間、大阪城ホールと国立代々木競技場第一体育館を舞台にアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva」を行う超特急。「Pastel Shades Christmas」というサブタイトルを冠した大阪公演は「パステル」をテーマにクリスマスシーズンにぴったりの華やかな演出に彩られたステージが披露され、メンバーは2日間を合わせて集まった2万5000人の8号車(超特急ファンの呼称)とひと足早いクリスマスのひとときを楽しんだ。

超特急

開演時刻を迎え、ステージを上まで覆う白い幕にはクリスマスムードたっぷりの映像が映し出される。ベルの音が期待感を煽るオープニングSEののちに幕が切って落とされると、メンバーカラーのきらめくスリーピースでドレスアップしたカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシが8号車の前に姿を見せた。彼らがオープニングナンバーに選んだ曲は「Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~」。2015年の国立代々木競技場第一体育館ワンマンで初披露され、以降も年末のライブでのみパフォーマンスされてきた特別なラブソングを最初に贈って8号車に歓喜の声を上げさせた5人は、続く「バッタマン」で一転、リョウガの「ほな行きまっせ!」という関西弁を合図にパワフルにステージを暴れ回り、気合いの絶叫を広い会場に響き渡らせる。

超特急
ムービングステージで客席を移動する超特急。

3曲目に「Don’t Stop 恋」が初披露されると、熱狂はさらに加速。“あるある探検隊”やコマネチポーズなど、懐かしのギャグの動きが観る者の笑顔を誘うダンスパフォーマンスはジェットコースターのように展開が移り変わる曲調とともにコロコロと色を変え、センターに立つタクヤのコミカルな表情、いくつもの声色を操るタカシのボーカルも相まってステージ上はカオスの様相と化した。華やかな照明演出の中、最新シングル曲「Revival Love」が届けられたのちのMCでは、大阪公演の衣装をすべてプロデュースしたカイが「メンバーみんなカッコいいんで、このあともカッコいい超特急の姿を見てください!」と8号車に呼びかけていた。

タカシ

ユーキの「Merry Kiss Me Baby」という言葉ののち、彼のセンター曲「Kiss Me Baby」のイントロが鳴り響けば、5人はさっそくタイトな黒の衣装に早替え。そして「We Can Do It!」になだれ込んだ瞬間、5人の立つクリアパネルのステージは高く上昇し、アリーナエリアの客席へと進み出した。予想外の展開に大きな歓声が湧く中、激しいダンスビートに乗るメンバーはステージの前後左右、さらには下方まで目線を向け、セクシーな腰つきで8号車を挑発。「One/O Signal」でアリーナ最後方の位置に移動して2階の正面スタンドの目前でパフォーマンスを届けると、ひさびさの披露となった「Seventh Heaven」では1人乗りのトロッコに乗り換えてアリーナに広く散らばり、ハートマークを上下に揺らすキャッチーなダンスであちこちの観客を楽しませた。

超特急

ムービングステージというこれまでのライブにはなかった方法で8号車に接近し、場内の大きな一体感を醸成してみせた超特急。ダンサーメンバーによるパフォーマンスののちに始まったパートでは「DJ Dominator」「Hey Hey Hey」といったダンサブルなナンバーが披露され、3着目の衣装に着替えた5人はシャツやパンツの随所に結ばれたベルトをたおやかに揺らしながら気持ちよさそうに体を弾ませた。メンバーのバックに張られた紗幕に投影される雪の結晶や降雪のグラフィックがドラマティックなムードを一層際立たせた「Snow break」では情感豊かに歌い上げるタカシのボーカルに乗せ、ダンサーの4人も感情をたっぷりと乗せたダンスで楽曲を表現。彼らが浮彫りにした楽曲の切ないストーリーを、オーディエンスは熱い眼差しで受け取っていた。

超特急

5人がにぎやかにクリスマスパーティの準備をする映像がビジョンに映し出されると、ここからは「P.S.C Christmas Medley」と題されたメドレーがスタート。メンバーは笑顔いっぱいに「SANTA CLAUS IS COMIN’ TO TOWN」を歌い踊ったかと思えば、「Carol of the Bells」ではスモークの奥から現れたカイとリョウガがダークな世界観のペアダンスを見せるなど、ハッピームード一辺倒ではない表現の幅広さを見せながら8号車を楽しませていく。ミラーボールの光の粒が会場のあちこちに反射する中、ダンサーの4人がステッキを手にステップを踏んだ「Happy Holiday」がメインステージで展開されると、アリーナ後方に設置されたムービングステージの上ではタカシが1人「きよしこの夜」を歌い上げ、清らかな歌声でオーディエンスを魅了。そしてメンバーがメインステージにそろっての「Billion Beats」ではステージ上方から花火のシャワーが降り注ぎ、5人は鼓動を刻む動きを繰り返しながらほほ笑みを客席へ向け、優しい時間を8号車と共有した。

超特急

MCでは、前日のタカシの私服がいつになくスタイリッシュだったことがタクヤの口から明かされたが、そのときにタカシが「そう、ライブはデートやからね」と即答したというエピソードが8号車の歓喜の悲鳴を誘った。そして、ここでタクヤが「皆さんお待ちかねのあの曲です。コール叫んでください!」と叫んでライブ初披露の「Drawイッパツ!」へ。この曲は、ライブ前日にユーキ考案のコールのレクチャー動画で8号車への“予習”が告知されていたが、しっかりと予習をしてきた8号車は息の合った大きなコールの声を上げ、ユーキが作ったパワフルなダンスを踊る5人のパフォーマンスを全編にわたって彩ってみせた。ステージ上と客席の熱がぶつかり合うような大きな高揚感が会場を包むと、続く「超越マイウェイ」ではユーキによる難易度高めの“CHOUETSUダンス”のレクチャータイムが8号車を一層盛り上げる。会場中が1つになったダンスタイムに、先生役のユーキは「最高!」と笑顔を弾けさせていた。

「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~」の様子。

カイの「思いっきり声出していくぞ!」という気合いの叫びとともに、ライブは「Burn!」でラストスパートへ。5人はスタンドの客席通路をトロッコで移動しながら、何度も8号車の声を求めた。ラストの「超えてアバンチュール」では無数の銀テープが客席に降り注ぐ中、センターのリョウガが「首取れるくらい頭ブン回してもらうぞ!」とファンを力強くリード。ぐんぐんと上昇していくメインステージの上、5人は振り切ったパフォーマンスでラストナンバーを駆け抜けてみせた。

超特急

大きな「超特急!」コールに迎えられてスタートしたアンコールでは、1曲目にこの大阪公演のテーマソングとして制作された新曲「Sweet Bell」が届けられた。メンバーは随所に星の形を描くキャッチーなパフォーマンスを初披露。そしてタカシは華やかなポップサウンドに圧巻のロングトーンを乗せ、本編を1人で歌い切ったあととは思えぬようなエネルギーでオーディエンスを圧倒した。この曲のあとに用意されたMCタイムでは5人がそれぞれに今年を振り返り、客席に光る7色のペンライトを見つめたカイは「7色のペンライトに乗る皆さんの思いをすべて背負って、2019年を走り切ることができました。2020年も突っ走っていきたいと思います」と誓う。「あっと言う間に終わってしまって寂しいけど、8号車の顔を見たら幸せで、やってよかったと思いました」とほほえんだタクヤは「また一緒に走っていきたいなと思ってくださったら幸せです」と思いを伝えた。

「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~」の様子。

ライブの総合演出も務めるユーキは「超特急の今、そして成長していく姿というものを感じられる内容にしたかった」と、この日のパフォーマンスに込めた思いを語る。そしてタカシは「この景色を6人でまた見たい、そんな気持ちを持って来年もがんばっていこうと思います」と続いた。最後にリーダーのリョウガは「魂を燃やすような最高のライブも、超特急を愛してくださる皆さんがこうして応援してくださっているからこそできているんだと思えて。とても気持ちよかったです」と、高揚感を言葉ににじませながら8号車に感謝を伝える。「fanfare」ではユーキの「2020年に向かって、最高のfanfareを届けようぜ!」という熱い呼びかけに、8号車が力の限りのシンガロングで呼応。「超特急です!!!!!!!!」が飾ったラスト、再度ムービングステージで客席エリアへ飛び出した5人は、持ちうる力をすべて出し切るような絶唱を響かせながらステージ狭しと動き回り、熱狂の中でこの日のライブに幕を下ろした。

超特急「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~」2019年12月22日 大阪城ホール セットリスト

01. Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~
02. バッタマン
03. Don’t Stop 恋
04. Revival Love
05. Kiss Me Baby
06. We Can Do It!
07. One/O Signal
08. Seventh Heaven
09. P.S.C Rave Track
10. Whiteout
11. DJ Dominator
12. Hey Hey Hey
13. Snow break
14. P.S.C Christmas Medley(SANTA CLAUS IS COMIN’ TO TOWN~Sleigh Ride~RUDOLPH THE RED NOSED REINDEER~Carol of the Bells~Happy Holiday~きよしこの夜~We wish you a Merry Christmas~Billion Beats)
15. Drawイッパツ!
16. 超越マイウェイ
17. Burn!
18. SAY NO
19. 超えてアバンチュール
<アンコール>
20. Sweet Bell
21. fanfare
22. 超特急です!!!!!!!!

※ツアータイトルの2つ目の小文字「o」はアキュートアクセント付きが正式表記。

撮影:米山三郎、笹森健一

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