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最終更新日:2019年12月22日 10:03

「令ジェネ」杉原輝昭が“新しいライダーキック”や銃撃戦語る、キャラ描写の秘訣は愛

「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」より、監督・杉原輝昭がアクションについて語るコメントが到着した。

「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」

杉原輝昭

「仮面ライダーゼロワン」と「仮面ライダージオウ」のヒーローが共演する本作。「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」では、長回しのワンカット風にバトルシーンを構築した杉原だが、本作におけるアクションのテーマは「見た人が受ける印象を、まったく新しいものにしたい」ということ。アクション監督の渡辺淳とともに試行錯誤し、CGを使った挑戦的なアングルを交えることで、常磐ソウゴ役の奥野壮らにはいい意味で「変態カメラワーク」と称されるほどだった。

「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」
「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」

テレビシリーズと並行して撮影する仮面ライダー映画はスケジュールに制限もあるが、レジスタンスとヒューマギアの集団戦には、4日も撮影に費やした。そんなレジスタンスの銃撃戦では、“銃マニア”杉原のこだわりも炸裂。シーンによって使用する銃はもちろん、薬きょうのサイズや銃撃音も変えている。「刃唯阿がシェルターの2階から遠距離のヒューマギアを狙うときは、戦車の装甲を撃ち抜くような対物ライフルを使っています。弾がヒューマギアの体を貫通して背後の地面に着弾するところまでしっかり描いているんです」と杉原は熱く語る。また不破諫が近距離戦で使用するショットガンについては「通常のショットガンだと弾が広がるんですが、スラッグ弾に変えることによって、周りに被害が及ばず、的確に1体ずつ狙えるようにしているんです」とのことだ。

杉原輝昭

杉原自身が気に入っているシーンの1つは、クライマックスのアナザー1号との戦い。「ラストは、平成仮面ライダーシリーズで培ってきた合成技術から、さらにもう1段階上のレベルを求めました。最後のゼロワンのライダーキックは、実はとんでもなく難しい“新しいライダーキック”をやっているんです」という言葉の通り、脚よりも頭が高い通常のライダーキックとは反対に、同シーンでは脚のほうが高い体勢でキックを行っている。

「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」
「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」

本作のエピローグでは、高橋文哉演じる飛電或人と、鶴嶋乃愛演じるイズの関係が、短い尺で巧みに表現される。台本になかった同シーンについて杉原は「もっとわきあいあいと終わるはずだったのですが、がんばってきた2人が報われるようなラストにしたかった。あのシーンもものすごく時間をかけて、2人の表情を撮りました。一度観ただけでは気付かないかもしれませんが、ある流れでほほえんだイズを見て、或人は若干泣きそうな顔をするんです」と解説。「ルパパト」「ゼロワン」に共通する“ファンから熱狂的に愛されるキャラ作り”の秘訣を、杉原は「とにかく僕自身がキャラクターを好きでいること」としたうえで「何より演じている彼らが自分のキャラクターを愛して、真摯に向き合ってくれています」とキャストに感謝した。

「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」は全国で上映中。

「ゼロワン&ジオウ」製作委員会 (c)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

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