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最終更新日:2019年11月28日 17:31

「もっと強く大きく」乃木坂3・4期生、先輩への敬意と飛躍への思い胸に代々木第一に立つ

乃木坂46の3、4期生が昨日11月27日に東京・国立代々木競技場第一体育館でワンマンライブ「乃木坂46 3・4期生ライブ」を行った。

乃木坂46(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

乃木坂46が同会場で単独公演を行うのは、2013年10月に実施された乃木坂46初の全国ツアーの最終公演「真夏の全国ツアー2013 FINAL!」以来、約6年ぶりのこと。彼女たちは前日26日の公演と合わせ、2日間で約2万人を動員。はつらつとしたエネルギーに満ちたパフォーマンスで約2時間30分のライブを駆け抜け、来場者を大いに楽しませた。

乃木坂46(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

3、4期生の最年長コンビ・吉田綾乃クリスティーと田村真佑による開演前の影アナがライブへの期待感を煽ったこの日の公演。メンバーは、「おいでシャンプー」で軽やかにライブをスタートさせた。アリーナエリアを1周する花道のあちこちから姿を見せた彼女たちは1曲目からファンのすぐ近くで笑顔を届け、山下美月の「3期生と4期生のこと、大好きですかー!?」という呼びかけに会場中が「イエーイ!」と声を合わせる。「ガールズルール」「裸足でSummer」といったサマーソングを続け、ビビッドなピンクとオレンジのフリルワンピースで元気いっぱいに飛び跳ねるメンバーの姿に、場内のボルテージは一気に上昇していった。

乃木坂46(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

メンバーの踊るキャッチーでかわいらしい振付に合わせて大きなコールが巻き起こった「キスの手裏剣」ののちのMCでは、梅澤美波が「1曲目からお客さんの熱がすごすぎて、私たちも気合いマックスでございます!」と興奮気味に伝える。ここでは3、4期生メンバーがそれぞれにライブにかける意気込みを語り、4期生の掛橋沙耶香は「ここにいる全員の方が私たちのことをもっと好きになってくださるようにがんばります!」、3期生の伊藤理々杏は「リハーサル、昨日のライブと4期生のフレッシュさを感じたので、3期生も負けないようにパワーを届けられたらいいなと思います!」とファンに思いを伝えた。

乃木坂46 4期生(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)
乃木坂46 3期生(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

続くセクションでは3期生、4期生に分かれてのパフォーマンスが順に展開され、両者がそれぞれの魅力を存分に発揮した。4期生が「会いたかったかもしれない」や「ハウス!」といったアッパーチューンで花道を思い切り駆け抜ければ、3期生はパワフルな3期生のアンセム「三番目の風」で会場中のシンガロングを誘う。また、4期生メンバーがお互いにアイコンタクトで合図をしながらハーモニーを響かせ、無垢な歌声でファンを魅了した「羽根の記憶」の直後には、3期生がハードなダンストラックに乗せてソロのダンスリレーを披露。そのままなだれ込んだ「日常」でクールに振り切ったパフォーマンスを見せるなど、ジェットコースターのようなライブ構成で観客を引き込んでいった。

3期生と4期生のクイズ対決の様子。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)
「でこぴん」のパフォーマンスの様子。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

中盤に用意された3期生対4期生のクイズ対決では両者が運動神経でもしのぎを削り、阪口珠美と柴田柚菜による回答権をかけたダッシュ対決にはメンバーからもファンからも熱い声援が送られた。クイズ対決は最終問題を正解した4期生に軍配が上がるも、4期生への声援のほうが大きかったことを気にかける3期生の山下は「ちょっと理解できないですね、そういうとこだぞって言いたい!(笑) でももっと好きになってもらえるようにがんばりたいと思います」とほおを膨らませてファンを沸かせる。そしてこののちにはメンバーが4組に分かれて次々にユニット曲を披露していき、「でこぴん」を歌った岩本蓮加、大園桃子、向井葉月、筒井あやめ、矢久保美緒はステージ上のビジョンに大きく映し出された“仲直りのキス顔”でキュートに観客を魅了。「欲望のリインカーネーション」を披露した梅澤、佐藤楓、山下、吉田、金川紗耶、田村、早川聖来は赤い照明に照らされながら妖艶な仕草で曲を歌い上げてみせた。

乃木坂46(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

大園と与田がセンターを務めた18thシングル曲「逃げ水」で、ライブはラストスパートへ。ベージュのサーキュラースカートをたっぷりと揺らしながら優雅に舞ったメンバーは、続く「夜明けまで強がらなくてもいい」で力強い歌声を響かせる。梅澤が宙に「空扉」と書いてスタートした「空扉」の間奏パートでは、ステージに立つメンバーが手書きした未来へ向けてのメッセージがビジョンに映し出され、山下は「私たちの夢は大空に羽ばたくこと。いつか飛び立てるその日まで、乃木坂46をよろしくお願いします!」と思い切り叫んだ。そして彼女たちが本編の最後に選んだのは、6年前の代々木第一ワンマンでもラストに披露された「ぐるぐるカーテン」。「偉大な先輩方に敬意を評して」という言葉と共に届けられたこの曲で、メンバーは晴れやかな笑顔を客席に向けながら歌声を響かせてステージをあとにした。

アンコールの様子。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

「ロマンスのスタート」で始まったアンコールでは上層階の客席通路にトロッコを走らせてファンの近くへ行き、会場中を巻き込む盛り上がりを作り上げた乃木坂46メンバー。久保史緒里は「ダンケシェーン」の生田絵梨花パートを力強いボーカルで歌い上げてみせ、2手に分かれたメンバーはこの曲で残るエネルギーをすべて出し切るようなパワフルなパフォーマンスを見せた。彼女たちはラストナンバーを前に2日間を振り返り、筒井は「3期生の先輩から刺激をたくさんもらって、4期生も早く追いつこうとがんばることができました」、岩本は「4期生とも今回のライブを通して距離が縮まったと思うので、これからもっと距離を縮めたいなと思いました」と思いを語る。メンバーも紫色のペンライトを振ったラストの「乃木坂の詩」では、山下の呼びかけに応じたファンが大きな会場に響き渡るシンガロングを起こした。30曲を終えて最後の挨拶に立った梅澤は、自分たちが初めて立ったステージが日本武道館だったことを振り返りながら「それは先輩方のおかげ。大きなステージと、自分たちの伴わない実力に悔しくなることが多かったです。その感情をバネに、もっと強く、大きく成長しなきゃいけないなと思っています」と思いを語る。そして、涙で潤んだ瞳でまっすぐに前を見据えながら「ここにいるメンバーならきっと、どんな困難にも立ち向かっていけると思っています。また次の機会には1周り、2周り大きくなった姿を見せられるように、23人でがんばっていきますので、これからも応援よろしくお願いします!」と力強く呼びかけた。

乃木坂46「乃木坂46 3・4期生ライブ」2019年11月27日 国立代々木競技場第一体育館 セットリスト

01. おいでシャンプー
02. ガールズルール
03. 裸足でSummer
04. トキトキメキメキ
05. キスの手裏剣
06. 4番目の光 / 4期生
07. 会いたかったかもしれない / 4期生
08. ハウス! / 4期生
09. 三番目の風 / 3期生
10. 自分じゃない感じ/ 3期生
11. 図書室の君へ / 4期生
12. 羽根の記憶(ピアノver.) / 4期生
13. DANCE INST~日常 / 3期生
14. 自由の彼方 / 3期生
15. 思い出ファースト / 3期生
16. でこぴん / 岩本蓮加、大園桃子、向井葉月、筒井あやめ、矢久保美緒
17. あらかじめ語られるロマンス / 伊藤理々杏、阪口珠美、与田祐希、掛橋沙耶香、柴田柚菜、清宮レイ
18. 欲望のリインカーネーション / 梅澤美波、佐藤楓、山下美月、吉田綾乃クリスティー、金川紗耶、田村真佑、早川聖来
19. 私のために 誰かのために / 久保史緒里、中村麗乃、遠藤さくら、賀喜遥香
20. 逃げ水
21. 夜明けまで強がらなくてもいい
22. 不眠症
23. 僕の衝動
24. 未来の答え
25. 空扉
26. ぐるぐるカーテン
<アンコール>
27. ロマンスのスタート
28. 自惚れビーチ
29. ダンケシェーン
30. 乃木坂の詩

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