映画ニュース

最終更新日:2019年11月25日 16:28

台北金馬奨で「ひとつの太陽」とホラーゲーム原作「返校」が最多受賞、永瀬正敏も参加

第56回台北金馬奨の授賞式が台湾・国父記念館で11月23日に行われ、第32回東京国際映画祭にて「ひとつの太陽」の邦題で上映された「陽光普照(原題)」が最多5部門および観客賞を受賞した。

審査員を務めた永瀬正敏。(写真提供:Thomas0919)

1962年に創設された金馬奨は、中華圏を代表する映画賞の1つ。チョン・モンホン監督、チェン・イーウェン主演による「陽光普照」は家族の崩壊と再生を描く物語で、最優秀作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、編集賞を制した。また赤燭遊戲(Red Candle Games)によるホラーゲームを原作としたジョン・スー監督作「返校」も同じく最多5部門を獲得。新人監督賞、脚色賞、視覚効果賞、美術賞、オリジナル楽曲賞で最優秀賞に輝いた。

「熱帯雨」

そのほか現在開催中の第20回東京フィルメックスでコンペティション部門に出品されている、アンソニー・チェンの新作「熱帯雨」よりヤオ・ヤンヤンが最優秀主演女優賞を受賞。最優秀ドキュメンタリー賞はツァイ・ミンリャンの「あなたの顔」。阿部寛が英語セリフに挑戦したトム・リン監督作「夕霧花園(原題)」は最優秀ヘアメイク&衣装デザイン賞に選出された。

台北金馬映画祭に参加した池松壮亮。(写真提供:Thomas0919)
台北金馬映画祭に参加したオダギリジョー。(写真提供:Thomas0919)

授賞式には審査員を務めた永瀬正敏や、監督賞のプレゼンターとして是枝裕和が日本から参加。また「宮本から君へ」の真利子哲也と池松壮亮や「ある船頭の話」のオダギリジョーのほか、周防正行、瀬々敬久、深田晃司、白石和彌らも台北金馬映画祭に出席した。

受賞結果は以下に記載。

第56回台北金馬奨 受賞結果

最優秀作品賞

「陽光普照」

最優秀ドキュメンタリー賞

「あなたの顔」

最優秀アニメーション賞

該当なし

最優秀短編賞

「紅棗よく米花生(原題)」

最優秀短編アニメーション賞

「金魚(原題)」

最優秀監督賞

チョン・モンホン「陽光普照」

最優秀主演男優賞

チェン・イーウェン「陽光普照」

最優秀主演女優賞

ヤオ・ヤンヤン「熱帯雨」

最優秀助演男優賞

リウ・グァンティン「陽光普照」

最優秀助演女優賞

チャン・シーイン「我的霊魂是愛做的(原題)」

最優秀新人監督賞

ジョン・スー「返校」

最優秀新人賞

ファン・シャオシュン「下半場(原題)」

最優秀オリジナル脚本賞

ヨー・シュウホァ「幻土」

最優秀脚色賞

ジョン・スー、フー・カイリン、チアン・シンカン「返校」

最優秀撮影賞

チェン・カーチン、チェン・チーシュアン「狂徒(原題)」

最優秀視覚効果賞

レノヴァティオ・ピクチャーズ、トミー・クォック「返校」

最優秀美術賞

ワン・ジーチェン「返校」

最優秀ヘアメイク&衣装デザイン賞

ニッキー・グーリー、チョウ・リーミン、ツァイ・ペイリン、ニナ・エドワーズ「夕霧花園」

最優秀アクション監督賞

ホン・シーハオ「狂徒」

最優秀オリジナル音楽賞

チャン・ウェイヨン「幻土」

最優秀オリジナル楽曲賞

「光明之日」(「返校」)

最優秀編集賞

ライ・シュウション「陽光普照」

最優秀音響効果賞

リー・ダンフォン、チョウ・チェン、モーガン・イェン「灼人秘密(原題)」

最優秀台湾映画人

タン・シャンジュー

観客賞

「陽光普照」

功労賞

ワン・トン、ジミー・ウォング

※「紅棗よく米花生」の「よく」は草冠に意が正式表記

映画ナタリー